非常に便利なコンタクトレンズですが、よいことばかりではありません。正しく使用しないと危険も潜んでいます。
角膜潰瘍とは、角膜の上の皮にできてしまった傷が悪化してしまい、角膜実質の一部まで到達してしまった状態のことをいいます。コンタクトの衛生状態が悪く、ばい菌やカビ、アメーバなどにより角膜障害を起こしてしまうのです。この病気は治りにくく、視力が出なくなる可能性もあります。また、感染症を起こしてしまう場合もあります。この角膜潰瘍は重症だと、治ったとしても、視力障害が残るでしょう。目に痛みを感じたり、瞳の横の白目に充血が起こしたりします。視力も低下していきます。他にも涙がたくさん出たり、目やにも多くなります。
巨大乳頭結膜炎とは、一般的に、GPCと呼ばれています。汚れたコンタクトレンズを長期間装用したために、コンタクトの汚れに対するアレルギー性結膜炎を起こしてしまう病気です。本来滑らかなはずのまぶたの裏側の結膜にブツブツが生じます。症状としては、かゆみや目やにがあります。コンタクトレンズを中断することによって治ります。治療には3ヶ月から4ヶ月はかかってしまいます。コンタクトレンズを使用しながら治すためには、使い捨てコンタクトレンズと点眼薬による治療が必要です。
ハードコンタクトレンズの動きが悪いと、レンズの周辺の角膜が圧迫されて、角膜が変形することがあります。もともとコンタクトレンズは、涙の上に浮かんでいて、まばたきをすると上に移動し、その後ゆっくり下に戻ってきます。もし、まばたきでレンズが動かないと、その場所でレンズのエッジの痕が角膜に残ってしまいます。レンズエッジの圧痕ができると、角膜に凹凸ができて眼鏡ではあまり見えなくなってしまいます。これに一度なってしまうと、治った後でも、再発の可能性があるため、コンタクトレンズのサイズを変更する必要があります。